僕の人生

僕の波乱万丈の人生

激動の高校生活① 部活を辞めるまで

今日は高校時代

 

高校入学まで

 

中学での剣道部は夏頃に引退したが、大会でレギュラーだった5人が顧問に呼び出された。

「この中に高校でも剣道を続けたいと考えている奴はいるか」

特にやりたい部活もないため、続ける方向性で考えていた。

5人中4人が僕と同じ考えだった。すると、引退したはずだったのに秋から高校生の練習に参加することになった。

このままこの4人で高校剣道部で練習してく、そう思っていた。

 

 

 

高校入学から部活開始まで

 

高校に入学し、4人で高校剣道部に行くつもりだったが、なんと一人が入学直後にラグビー部に行ってしまった。それに続き、ずっと悩んでいたもう一人もラグビー部に入ってしまった。

僕も悩んだ。しかし、唯一残った一人(A)が、「一緒に頑張っていこう、お前はやめるな、一人にしないでくれ!」という言葉で高校剣道部に入部を決意した。

 

 

 

高校剣道部の実態

 

高校剣道部は中学よりも桁外れにきつくておかしい部活だ。

・定休日なし

・平日は朝練

・朝練はスクールバスが通っていない時間から始まるため、チャリを購入して学校へ向かう

・部費は月2万円

・部室から道場まで走って向かわなければならない

 

桁外れの基地外部活である。部費2万は何に使われるのかというと、夏に博多に遠征しに行くための飛行機代や食費、ホテル代に使われる。

 

 

 

地獄の高校剣道部

 

 

高校ではスポーツ推薦があり、剣道部でも女子3人男子3人の6人がスポーツ推薦で入部した。(新一年生は僕含めて8人)

練習は想像を絶するほど過酷だった。早起きが苦手な僕が毎朝5時に起き、朝練するため、授業は睡眠時間であった。普通の練習もきついため、疲労が溜まっていく。そのため、元々成績が低かったのがさらに落ちていった。しかし、追試や補修で練習の参加が遅れると鬼の顧問に怒られるため、何としても引っかからないように勉強した。

 

 

獣医への夢①

 

中学時代から、うっすらと獣医になりたいと思うようになっていたが、高校に入り進路について考えるガイダンスが増えるにつれてその思いが強くなった。

獣医は難しい。難易度は早慶レベルと言われ、国立は医学部並みの難易度である。私立には5校(現在は6校)しかなく、わずかな枠を多くの学生が取り合うことになる。国語が苦手であり、国立は無理だと考えていたため、私立専願で理系の道に進んだ。

 

 

 

高校剣道部、退部

 

獣医に向けての思いと剣道部のきつさの間でなんとも言えない思いの中、夏休みに突入した。ここから地獄が始まる。もちろん夏休みはずっと練習の毎日。きつかった。

そして博多の遠征だ。遠征とはいえ、夏に全国の高校生が集まる大会(玉竜旗)があり、その大会にはレギュラーの選手だけが出るため、僕たちはみてるだけだった。楽だったが、部屋で夜更かししてしまい、寝坊してしまい朝の集合に間に合わなかったため、顧問にキレられたのは今思い返せばいい思い出だったのかもしれない。

そんなこんなで夏休みを乗り越えたが、ここで一緒に中学から高校剣道部に一緒に入部したAが変わってしまう。

思い返せばいじめだったのかもしれない。容姿のこと、性格のこと、様々なことで僕をバカにするようになった。それはクラスでもそうだった。同じクラスだったのだがクラスの数人を引き連れて僕を罵倒しに来るようになってから、Aを嫌いになっていった。

Aを嫌いになってからというもの、なぜ自分は剣道部に入ったのか、わからなくなっていった。そして、11月、顧問や先輩に相談することなく辞める決意をした。顧問にはもちろん怒鳴られた。先輩には特に何も言われなかった。もちろん剣道部を辞めた理由はAだけのせいではない。

 

剣道部を辞めた理由

・A

・スポーツ推薦が強いため、上級生になってもレギュラーになれる気がしなかった

・スポーツ推薦の一人がとてもうざかった

・きつい思いをしてまで剣道が好きではなくなった

・獣医を目指すにはもっと勉強しなくてはならなかった(顧問や先輩や同級生にはこの理由を話した)

 

すべてのつらいことから解放されて、やっと自由になれる!楽しい高校生活が待っている!その時はそう思っていた。

 

 

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