将来の夢について
僕の将来の夢はコロコロ変わってきた。
・小学校の頃
警察官、自衛隊
・中高の頃
医師、獣医師
今覚えば全ての夢が人助けの職業なのがわかるだろう。
獣医に関しては犬猫専門の獣医ではなく、家畜を診て人々の食の安全を守る獣医になりたいと思っていた。
そして今の僕の将来の夢は
「発展途上国の支援を行う仕事」をするということだ。
具体的に話すと、発展途上国ならではの新しく便利なサービスを開発している企業を投資で支援し、発展させ、そのサービスを各地の発展途上国へ広める仕事がしたい。
理由は2つある。
一つは、発展途上国に実際に行った経験をもとにある記事を読んだからだ。
こんなビジネスが日本にあるわけがないし、発展するわけがない。でもアフリカならとても役に立つ。実際に発展途上国(東南アジア)に行き、実感することができたからこそ僕はそれを実現できると思うんだ。
もう一つは、僕が思うかっこいいビジネスマンとしてのあるべき姿であると思うからだ。
確かにボランティアとして多くの時間を費やし、直接自分の手で身近の人を助けるのは素晴らしいことだと思う。
しかし、ビジネスマンである以上、僕にはある一定の収入や待遇が必要だと思う。それに多くの資金を持ち、人を動かすことができる力があれば自分の周りの人だけでなく、世界中の多くの困った人たちを助けることができる。
このように、「何かしらの形で人を助ける仕事」をしたいと思うようになったのにはある一つの出来事が原因だと僕は思っている。
そのエピソードは僕が高校生の時にあった出来事である。
予備校で模試があった。昼間は雨が降ってなかったのになぜか夕方になったらいきなり土砂降りの雨が降っていた。いわゆるゲリラ豪雨だな。
みんな傘を持ってなかったため予備校の出口に集まって雨が止むのを待っていた。
その時、足に障害を持った子が雨の中予備校を出て駅に向かおうとしてた。足元が雨で滑るのもあって、転んでしまった。足が不自由で、転び方も結構派手だったため、なかなか立ち上がれない。
みんなが、そして俺含めてみんなその様子を見ていた。しかし、誰も助けに行かなかった。俺も助けに行けなかった。
おそらくみんなが見ている前で雨の中出てって助けに行く勇気がなかったというのと、誰かが助けに行くだろうという他人に対する甘えがあったのだと思う。
結局群衆の中の一人の女の子が傘を持って行って助けに行った。その人には心の底から尊敬している。
それを見た時、自分が行動を起こせなかったことに対する情けなさとともに、助けに行った人に対する憧れを持った。
この出来事以来、困っている人など、自分が助けられる範囲のことが目の前で起きたら助けるようにしている。
どんな仕事をするにしても、回り回って必ず世のため、人のためになあっていると思う。しかし、その仕事に誇りは持てるか、役に立っている実感はあるか、ちゃんとした志を持って仕事に取り組んでいるか、これらがある仕事を僕はやりたいと考えている。